≈Mad Madagascar≈

東京からお送りする草の記録です

ディッキアがいちばん

大変ご無沙汰しております。私生きています。

梅雨も終わって、ピーカンが続いております。梅雨明けてからほぼ雨降ってないですよね。植物たちも目に見えて動き出しており、とても嬉しいです。植物を育て始めてからは夏の暑さが嬉しく感じるようになりました。

今年は全然植物を購入していません。一番大好きなディッキアたちを一気にを割ったり、子株外したりしたので鉢はめちゃくちゃ増えてしまいましたが...。

ディッキアは本当に強くて枯らしてしまうのが難しいくらいですし、成長も塊根や灌木系に比べ格段に早く、どんどん増えるので多くの人が置き場に困り始めます。

よって、市場価格も落ち着く。しかし圧倒的にカッコいい。というもう観葉植物の王様と言っていいんじゃないかと思います。大好きだな〜。

今年から日本ブロメリア協会に入会させていただきました。幽霊会員として、会報楽しみに読ませていただきます。

最後に特に気に入っている3株を。「これ札違うよ」ってのありましたらぜひ教えて下さい!

 

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Dyckia goehringii var. lemei (New Form) F1

mlと並ぶキング・オブ・原種。machiさんのブログで知ったのですが、New Formという言い方はvar. lemeiへと変わりつつあるのだとか。

ブラジルのConstantino氏からQさんへ渡った野生採取株からのクローン。Constantino氏 は当初 New formと呼んでおりましたが、E.Leme氏が中央ブラジルで採取したことから最近ではvar.lemei(変種レメイ)と呼んでいます。D.goehringiiの生息地域(環境)の違いによる変種と思われます。ストロンは非常に細長く、まるで触手のように伸びてきます。

これはQさんから譲り受けた株とのことですが、私が直接譲り受けたものではないので、定かではありません。見た目がよければそれでOKとも思うし、やっぱり血統は確実に知りたいとも思ってしまいます。

 

 

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Dyckia marniel-lapostollei Red F2

こちらもQさんからの株ということでしたが、札には上記の通り書いているのですが、よくわからないんですよね。Red Spine (棘がピンクっぽい) ならよくあるのですが、Redだけだと??という感じです。棘がピンクっぽいような感じもないので。ハイブリッドのような。なんとも。でも気に入ってるんです。見た目が。

ちなみに、また受け売りなのですが、F1やF2について、またまたmachiさんのブログが非常に親切です。

自家受粉した種から実生した株は便宜上その品種のF1と呼ばれ(F1=第一世代 F2=第二世代)こちらはクローン(子株)と異なり多様な顔の個体が生まれてきます。その中から選抜され園芸品種名が付く事もしばしばあります。

追記_学術的には交雑第一世代はすべてF1といいますが、ディッキアの札に見られるF1表記は便宜上「自家受粉株第一世代」を表していると思われます。園芸では一般的に自家受粉の実生株には (Self Seed)と表記されていたり(sib)=sibling cross 同じ遺伝子を持つ兄弟での交配・または同一品種の交配 と追記されていたりします。このあたり札の表記をきちんと統一してほしいですね。海外のナーセリーも適当なので、自分も正直何が正しいのか、、、良くわかっておりません。。

 

 

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Dyckia 'Gray Ops'

大好きな交配種。見た目本当に好みです。BSIのBromeliad Cultivar RegisterによるとSeed ParentはDyc. marnier-lapostollei var. estevesiiでPollen Parentは不明とのこと。

 

子株がたくさんありますので、交換などぜひ!

グラキリス発根管理の最新号も近々アップいたします。あのグラキリス、生きています。

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2019年8月9日
Dyckia goehringii
Dyckia marnier-lapostollei
Dyckia 'Gray Ops'

室温
最高: 33.1℃
最低: 26.8℃

湿度
最高: 72%
最低: 51%