≈Mad Madagascar≈

東京からお送りする草の記録です

アロイデンドロン (強そう)

あけましておめでとうございます。相変わらず寒いですね。

元旦に池袋屋上の初売りに行ってきました。お昼すぎに着いたので特にめぼしいものははなかったのですが、20%オフなんて滅多にないのでラモシシマ (ラモシッシマ)を買ってきました。

ディコトマとの違いは、どんどん分頭すること。あと海外のフォーラムなんかを読むと、ディコトマは自生地では数メートルクラスもいますが、ラモシシマの場合、ほとんどの株は60センチ以上にはならないそうです。確かにあまり大木の写真を見たことがありません。

で、アロエの名称なんですが、去年か一昨年あたりに、ディコトマ (dichotoma)やピランシー (pillansii)などの木立タイプの樹木アロエはAloidendron属へ変更されています。また、種小名もdichotomaからdichotomumへ、ramosissimaからramosissimumと変更されています。

さらに、日本ではあまり区別されていないようですが、ラモシシマはディコトマの「変種(var.)」や「亜種(ssp.)」とされています。グラキリスなどと同じ*1で、ついつい「パキポディウムグラキリス」や「アロエ・ラモシシマ」と簡単に言ってしまいがちですが、プロがそれをやってしまうのは個人的にはあまり良くないかなと思います。植物はとにかく正式な名称で流通するべきで、個人的には和名なんかは撤廃しても良いのではとさえ思っています。

ラモシシマの場合、下にも書いている通り、
Aloidendron dichotomum var. ramosissimum
Aloidendron dichotomum ssp. ramosissimum
が正しいように思います。

※変種と亜種の違いなど、詳しくはディッキア教祖のブログを参照ください。

 

なぜここまで正式な名称に拘るのかというと、まず私は正式な名称が知りたいからです。正式な名前が知りたいのに、簡易的な名前の札を刺さないでほしいと思っています。ラモシシマはディコトマの変種もしくは亜種であり、別種ではないということは極めて重要です。

つぎに、正式な種名を知れば、その植物をよく分かるからです。例えば、ディコトマを知っている人なら、全然知らなかったラモシシマをお店で見たとき「あ、ディコトマにすごい似てるな、多分仲間だろう」と思いますよね。でもディコトマを見たことも聞いたこともない人が、植物屋さんで「A.ラモシシマ」と書かれた札をみて、ラモシシマの育て方を調べたとしても、やっぱりディコトマよりは情報が少ないと思うんですよ。ちゃんと書いていればディコトマの亜種であることがその場でわかるんです。ラモシシマの育て方はディコトマの育て方を調べる方が遥かに多い情報を得ることができます。

かと言って!通名っていうのは無視できなくて、ディコトマで通っている植物をひとり頑なにディコトマムと呼び続けることは意味もなく、オークションやその他諸々でも非常に不利になります。

このあたりのバランスをみつつも、新しい植物を手にしたときは必ず正式名称を調べることは欠かせません。

今年もよろしくおねがいしますね〜。

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2019年1月2日
Aloidendron dichotomum ssp. ramosissimum
(Aloe ramosissima)

室温
最高: 23.5℃
最低: 12.0℃

湿度
最高: 44%
最低: 32%

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*1:gracilliusrosulatumの変種とされています。正式にはPachypodium rosulatum var. gracilliusと書くのがよい。